ホーム > アストロシアターの大きな特徴 > 迫力ある地球・月・太陽・皆既日食・皆既月食
まるで目の前が宇宙空間になったかのように、美しい地球の姿が臨めます。初めて宇宙空間にでたソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンは「地球は青かった」といいました。真っ暗な空間の中に静かにたたずむ地球は壮大で美しく、見るものの心を奪います。
その地球の周りを回る月は近くて遠い存在で未だに多くの謎に包まれています。神秘的なその姿は時には神と崇められ、不思議なパワーを秘めた天体です。私たち人類が誕生するはるか昔から地球を見守ってきました。
そして幻想的な夜を彩る月とは反対に、燦々と日の光を降り注ぐエネルギー溢れる太陽の存在も欠かせません。自ら光を放ち、暗い宇宙空間に文字通り「明るさ」を提供してくれる天体です。太陽の恵みは多くの生命体にとってなくてはならない存在です。
宇宙は果てしなく広がり、その中には数え切れないほどの天体が存在しますが、私たち人間の一番身近に存在する地球・月・太陽の魅力と大切さを改めて感じてもらいたいと思います。
アメリカの宇宙船アポロ11号が1969年に月から地球の映像を送ってきたとき、人類は初めて宇宙空間に浮かぶ惑星としての地球の美しさを実感しました。この映像では、正面に日本が見え、右(東)に大平洋、左(西)にユーラシア大陸と東南アジアの島々、下(南)にオーストラリアが見えます。
月齢13日(満月の2日前)の天体望遠鏡による写真です。暗い部分は「海」と呼ばれる平原、明るい部分は「クレーター」や「山地」で、それぞれ固有名が付けられています。このような月の映像は、倍率50倍以上の天体望遠鏡を用いないと見ることができません。
この写真は日本の科学衛星「ようこう(陽光)」が軟X線望遠鏡(SXT)で撮影したもので、“X線で見た太陽"です。
日食とは太陽が月によって覆われ、太陽が欠けて見えたり、あるいはまったく見えなくなる現象のことです。
太陽の全体が隠される場合は皆既日食と言われ、月の外側に太陽がはみ出して細いリング状に見えるのを金環日食とも言います。
月食とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のことです。すべての部分が
本影(地球によって太陽が完全に隠された部分)に入る場合を皆既月食と言われ、一部だけが本影に入る場合を部分月食とも言います。